価値は人間の脳から生まれる

最近は、何かを書き始めてから、考えることが多くなった。

普通は、何かを書くためには、既になにかが頭の中にある、

というのが常識だろう。しかし、実は、文章、言語を構成する

脳の働きは、動いている、という遷移状態そのものに、本質が

あるのではないだろうか?

創造性を研究する際に、創造性から生まれた生産物、その

評価のしかたなどを研究するというやりかたがある。

しかし、それは、まったく本質をはずしている。

なぜなら、それは、創造性の脳の働きが、その遷移状態、

動いている状態にあるからだ。

そしてそこにこそ、価値が生まれるポイントがある。

脳が情報処理機械として、最も優れているのは、

その遷移状態から、今まで予想もしなかったものを

突然生み出すことができるからだ。

いったいどのようにして、それを実現しているのか、

そのアルゴリズムは、それは、また、別の問題だ。