2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アートと創造性:美しさについて

ARTというのは、美しさ、という側面と「技」という側面がある。先日の、浅田真央ちゃんの演技でもそうだった。 結局、美しさを編み出す、作り出す、ということがアートの本質なんだろうと思う。サイエンスの目的も、究極的には、美しい宇宙の真理を見つけ出…

イメージトレーニング

やはり、頭は、使うとよくなるらしい。しかし、使う、という意味が、いろいろあり、タダものを見たり、しゃべったりしても頭は使われる。 起きていても、寝ていても、頭は使われる。頭のどの部分を、どのように使うか、これが問題である。どのように使うか?…

やすぽむの研究テーマ

いくつかあるが、まとめると3つくらいになる。1.感覚記憶の形成とそれが知覚認知に与える影響 2.情動、自律神経活動が、記憶に与える影響効果 3.情動、自律神経活動が、認知に与える影響効果結局、一言でまとめると、情動と脳の可塑性を 行動的、神経…

学習意欲は数値化できるか?

脳活動から、ということだろうが、 ちょっと考えただけでは、学習意欲を客観的に数値化するのはかなり困難なのでは、という予測が立つ。学習意欲を定義し、これを構成する要素に分解しそれを組み立て、その振る舞いをモデル化し、それが現実に当てはまるかど…

細胞としての神経細胞(Neuron)

ミクロの観点から、細胞として神経を見た場合、神経というのは、まず、もっとも複雑怪奇な細胞である。その構成要素は、細胞体、軸索、樹状突起、そしてグリア細胞、の4つがあるが、それぞれ、異なる組成をもつ。神経細胞 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7…

脳科学と記憶術

僕は、結構長い間、記憶の研究をしてきたが、とりわけ感覚記憶、感覚学習については、いろいろ示唆されることが多い。まずは、常識的なところから。記憶には、おおよそ5種類がある。陳述記憶、運動記憶、感覚記憶(プライミング記憶)、エピソード記憶、そ…

この2週間で何を見つけた?

ある知り合いに、この2週間で、何を見つけたか、教えて ほしい、と言われた。ちょっとまて、2週間で、そんな 発見などあるわけがないだろう。しかし、よくよく考えて 見ると、本気でサイエンスをしているならば、どんなに 小さなことでも、発見があるはずだ…

まともな脳のはなし

世の中、脳科学ブームで、脳となずけたばかりで、 脳とは何も関係ないオカルト的似非科学(某電気会社) とか、いろいろあるが、事実に基づいた本物の脳科学というのも 存在する。これなどは、結構よい例である。http://president.jp.reuters.com/article/20…

魅力度の疑問

画像、映像、音声、音。 動きがある場合とない場合。音がある場合とない場合で、魅力度が異なるのは、なぜなのだろうか?そもそも、魅力度は、測定できるのか?魅力度とは、どのように定義できるものなのだろうか?

21世紀の視覚科学

20世紀の視覚科学、という小論文を書いたことがあるが、 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004757944/ 21世紀に視覚科学がどう展開するか、少なくとも既にもう 10年は経過したので、21世紀への展望の記述を始めてもよいかもしれない。自分が今、どの地点にいて、…

科学の人材をどう生かす?

留学しない日本の学生:http://www.yomiuri.co.jp/science/tomorrow/tr20090419.htm確かに、留学はリスクが伴う。バブルのころには、 楽観的に留学していたが、帰ってきてからどうするか、 そこまで考えられない以上、危険性が伴うのだろう。海外との自由な…

Back to the future: 未来の創造

未来への方向転換:ここ数年来、視覚認知から、まずは情動にはいり、 記憶との関係を考える間もなく、創造性について脳科学を 考えるという大転換を行った。いろいろな意味で、 混乱もあったが、ようやく、将来自分とこの分野が どのような方向に進むかにつ…

教科書の書き方:論文との違い

教科書、というのは、いったいどうやって書かれるものであろうか? 昔、国語の先生がいたが、彼は、間違いなく教科書選定委員会委員をやっていたに違いない。なぜなら、当時,その先生の考え方をトレースした結果、現代国語がすらすら解けるようになったから…