2013-01-01から1年間の記事一覧

第5回CBE研究会のお知らせ

- ●日時: 2013年11月29日(金) 16時〜20時 ●場所: 首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス http://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/access.html ●参加費:2000円(発表資料代1000円含;懇親会費は含まれません) ーーーーーーーーーーーーーーーー…

視覚系の役割

前に感覚系の役割、として、考察したことがあるhttp://d.hatena.ne.jp/yasutotanaka2000/20100616/p1 そして、6年前か、視覚系のレビュー論文を書いたことがあるが、 ここでは、視覚系の役割、というものを考察してみたい。まず、視覚は光を処理する。 とい…

量子力学・場の理論の簡単な説明

1900〜1950年までの、理論物理学、とりわけ量子力学と場の理論を概観してみた。 量子論の骨格は以下の2点である。 1. 電子は粒子的(個数で数えられる)である。 プランクが示唆し、アインシュタインが理論化した、光電効果。 2. 電子、光子は波である …

経路積分とダイアグラムの違い

ファインマンは、 グラフ ダイアグラム 経路積分 経路積分のグラフへの結びつけ 経路積分のダイアグラムへの結びつけ という思考を経たに違いない http://members3.jcom.home.ne.jp/nososnd/ryosi/path.pdf 相互作用や多体問題は、最初は考えなかったに違い…

ファインマンが、自分の物理学に自信が最後まで持てなかった理由

http://repo.lib.ryukoku.ac.jp/jspui/bitstream/10519/903/1/r-rn_473_005.pdf 結局、古典論で、量子場が解けてしまった。 なにも、特別ではないではないか。 というのが、ファインマンの量子場理論構築後の感想であったであろう。また、無限大は、計算様式…

量子論と量子場の理論の違い

場というものを仮定した、第二量子化が、違いの第一。 それによって、電子の発生機構をモデル化したディラックは、電子の反対の性質を持つ 反電子(陽電子)をそのモデルから、仮定せざるを得なかった。 そして、それは 現実に見つかったのである。しかし、…

電子情報通信学会 第4回通信行動工学研究会

http://www.ieice.org/~cbe/

相対論と場の電磁気学

特殊相対論は、電磁気学と切っても切れない関係であった。 というより、電気力学の場の理論にガリレオの慣性系を当てはめたら、 必然的にニュートン方程式を書き換える必要が生じた、というのが正確なところだ。 もちろんそれは、アインシュタインが1905…

なぜ量子論が必要か?

物理学において、なぜ量子力学が必要であったのだろうか? 朝永振一郎先生にならって、時代を100年ばかり戻してみよう。当時は、電磁気学はマックスウェルの方程式で説明されたが、光は波動か粒子か という問題が解決できなかった。さらに、場を想定する…