異質なものをぶつける化学反応

創造性を喚起する方法のひとつとして、よく言われるのが

異質なもの同士をぶつけて、化学反応を引き起こす、

というのがある。

異質なもの、というのは、性質の異なるもの、それは、

統計的に定義できる。 

化学式のように考えるとわかりやすいが、問題は、物事の

要素が、元素記号のように厳密に定義できないことだ。

逆に言うと、ここの要素を、厳密に定義できれば、成功に近づく。

次にぶつける、というのは、どういうことか、考えてみよう。

これは、単純に足し算、とか、掛け算、といういわゆる演算とは

ことなる。異なる3次元構造を持つものを、接触させ、少なくとも

その部分に摩擦を起こし、破壊する、こういうことだ。

それによって、新しい構造を作るべく、構造をなんとか

変容させなければならない。