頭頂葉というシステム

1.頭頂葉は、現実を移すシアターである
  現実の空間、視覚空間、触覚空間を反映している

2.そのコピーが、前頭葉に写る。 それによって、
  t1とt2が生まれる。 その2つを比較することに
  よって、時間が生まれる。 その2つを写し合うこと
  によって、記憶が生じる。これの繰り返し回数が、
  作業記憶と呼ばれるものの長さである。

3.それに、色付けがなされる。これは、情動と呼ばれる
  もの、それによって、価値、良し悪し、プラスマイナス、
  そして、好き嫌いが付加される。赤、青、などの色が
  付け加えられる。形や動きの違いも、付加情報として
  修飾される

4. 3を付加されたもの、3の付加のないもの、どちらもが
   あるアルゴリズムを経て、長期記憶に印加される。
   長期記憶への印加は、海馬にて行われるが、これには、
   ある特別な同期回路の付加が必要である。 
   
5. 長期記憶化されたシーン、シーンの連続である物語
   (エピソード)は、側頭葉に分散されて貯蔵されるが、
   それを、取り出す際には、再グループ化されて、
   同じようにシーンに再構成され、前頭葉頭頂葉
   戻される。これが、印象であり、イメージである。
   それに動作の記憶が、小脳と脳の奥から取り出され、
   付加される。これがモーターイメージである。
  
6. 再構成された記憶と、現実から構成されたイメージは、
   頭頂葉前頭葉ミラーニューロン回路にて、相互作用する。

7. 運動学習は、視覚情報と同様、身体運動情報が上のやり方で
   相互作用する。

8.1,2,3の部分が同時に付加される回路、これが意識である。

9. 右脳と左脳では、回路が微妙に違う。情動回路、ミラー情動回路、
   そして時間論理回路の違いが、ここから出てくる。    
   右脳と左脳の相互作用理論は、こことは別に作らなければならない。