実験系の作り方

実験系を作る場合、まずは、実験の目的、背景を
しっかり固める必要がある。

一番肝心なのは、何がわかっていなくて、何を
明らかにしたいか、明確にすること、それに
対する仮説を、はっきりと明示することである。

次にそれにしたがって、実験の系を組み立てる。
注意するべきは、信号伝達の様式である。
入力信号は何か、それは、系でどのように伝達
されるか、もしくはされると仮定するか、
どこがわかっていて、どこがわかっていないか、
そして、それはどのような実験で明らかにする
べきなのか。論理的一貫性が必要である。
最後に、それによってどのような出力が得られるか、
それをどのように評価するか。この3つが最も
重要である。

これらを抑えれば、あとは、それを順を追って
記述するのみである。

これが基本的なサイエンスのやり方である。
すべての科学的結果は、こうした実験によって
事実をつまびらかにされたものでなければ、
正当とはみなされない。これらの洗礼を経ない
事柄は、エセ科学として、排除されなければならない。